アンガーマネジメント~アンガーログとべきログ
怒りのパターンを知っていれば、心の準備ができます。
準備ができれば、対応法を検討するなり、回避ができるようになります。
そのパターンを知るために、普段、どんなことにイライラするのかを書き留めて、
後になって、冷静になって見直すための記録がアンガーログです。
また、アンガーログがたまったところでべきログを作って、怒りの傾向を分析をします。
アンガーログ
記載するのは以下の項目です。
- 日時
- 場所
- 出来事
- 思ったこと
- 怒りの強さ(10点満点の何点か)
また、以下のルールで書いていきます
- なるべく、その場で書く
- 怒りを感じた都度、書くこと
- 書いている間には、分析しない。
べきログ
「コアビリーフ」ともいいます。人それぞれの中にあるこうある「べき」という価値観で、それが思い通りにならないと、怒りが発生します。
自分の価値観は環境や経験から無意識に身につくため、意識しにくいものです。
アンガーログから見えてくる怒りの傾向から、自分の「べき」について言語化をしてみます。
やりかたとしては、こうある「べき」と期待することを箇条書きに書き出します。
そのあと、その「べき」は自分にとってどれだけ重要かを10段階評価で書き出します。
さらにそれぞれの「べき」の境界線は明確か、許容範囲をひろげることはできるか、
他人にも通じるものなのかを振り返ってみます。
べきログを付けるときは、アンガーログを付けてみてから1週間くらいしてからのほうがよさそうです。