日報、進捗報告の必要性
管理者は進捗状況を把握できるようにするという明確な目的がある。報告者は報告することによって、トラブル対処へのアドバイスやヘルプを享受できるメリットもある。また、他人の報告についても学べる点は多いので確認する、質問を投げる、意見を述べるというアクションを起こす。
良い進捗報告とは、
進捗状況は余計な前置きをせず、簡潔にわかりやすく説明する。
指標となる数字(件数、パーセンテージなど)があること。
前回の進捗報告と今回の進捗報告とで比較・振り返りができる
本来の計画と実際の進捗とで比較・振り返りができる
進捗の遅れがある場合、取り戻すための対処方法が具体化する。
→ 進捗の遅れを取り戻すための対処方法にヘルプが必要かどうか明記する。
進捗を妨げるトラブルがあれば、具体的に明記する。
→ トラブルの対処について、ヘルプが必要かどうか明記する。
管理者が報告を受けたときに心がけること
ネガティブな報告であっても、隠さずに伝えたことを褒める。
トラブルや進捗の遅れについて、「人」ではなく「事象」について言及する。
質問、意見を奨励する。
報告者が報告するときに心がけること
ネガティブな報告であっても、隠さずに伝えること。
質問、意見がない報告は良くない報告であったと考える。
質問、意見は、報告した事象についてであり、「個人」に対する攻撃ではないと認識する。
他メンバの報告を見るときに心がけること
進捗報告の中に、成長のためのヒントが隠されていると考え、疎かにしない。
どんな疑問でも、つまらない疑問ではない。
報告や質問、議論の中から良いところを学び、悪いところは反面教師とする。