要求定義に必要とされる能力
要求定義に必要とされる能力
基礎コンピテンシ(BABOK V3.0)
1.分析的思考と問題解決:
ステークホルダーの要求をそのまま受け入れるのではなく、分析的思考や問題解決のテクニックやスキルを駆使して、ユーザーが表明した要求やニーズを分析し、真の要求に洗練させていくことが求められる。
2.行動特性:
相手の信頼を得るためのベースとなる資質であり、ステークホルダーから本当の要求を引き出すために必要。
3.ビジネスの知識:
良いソリューションを提案するためには、企業が属する業界においてどのようなソリューションが存在しているか、豊富な知識が必要。
4.コミュニケーションスキル:
言語や文書だけでなく、相手の発言にたいしてしっかり傾聴できるスキル、非言語コミュニケーションを有効に使えるスキルを活用することで、ニーズを聞き出したり、ステークホルダーを説得するに役立つ。
5.人間関係のスキル:
様々な異なる要求が出される中で、ファシリテートしてまとめる、衝突を解消する、など、ビジネスアナリシスの活動をうまく進められるようチームワークを保ち、リーダーシップを発揮することが重要。
6.ツールと技法:
ツール・技法を適切に使いこなすことによって、概念を整理し、要求をステークホルダーに適切に伝達することが求められる。
コミュニケーションスキルに含まれる引き出しテクニック、つまり質問やインタビュー、アンケート。まとめてフィードバックする能力は、最も重要なものになってくる。
広範囲なので、能力の習得には、長期的な展望で習得計画たてて、取り組む。