そらとぶへび

仕事・プライベートを通しての気づき、JavaやPHP、データベースやサーバの話などこつこつと書いていきます

習慣化のためのフレームワーク ~習慣は第二の天性なり~

キケロ「至善至高論」〕
「習慣は第二の天性なり」
身についた習慣は,生まれつきの性質におとらないほどその人の生活に影響するものである。

習慣は第二の天性なりの意味 生活に関連する慣用句 - Weblio辞書

元から備わっている才能なんて特にないけれども、誰にも負けないものを持っている人って、きっとよい習慣を持っている人なのでしょうね。よい習慣を身に着けるために必要なものは、高い意識や努力とかそんなものは必要なく、ただやる気を保って地道に続けられるかどうか。
これから新しい習慣を始めるにあたって入りやすく、辞めにくくするための手法を整理してみました。

習慣化の壁を低くする

習慣化にするための壁の高さは、過去の経験が効くかどうか、初期費用の大きさがどうか、スケール効果が効くかどうかというで決まってくます。
新しい習慣へのアプローチとして、焦らずじっくりと1つずつ選んでいくこと。

1)できている人のマネをする

習慣化の入り口の一つとして有益なのが、できている人にやり方を聞いて真似ること。良い習慣、良い考え方、良い整理術を持っている人に、どうやって身に着けたかを聞いてみる。ただし、自分の習慣とするには繰り返しが必要になる。
あれもこれもではなく、出来そうなものに的を絞ってまずは1つを選ぶこと。

2)既存の習慣に紐づける

習慣になっている作業の「前」「同時」「後」に何をするかを決めておく。
例)
・メールのチェックの後に・・・
・日報を送る前に・・・
・コーヒーを淹れるときに・・・

「・・・」の箇所に新しい習慣をくっつける。焦らずじっくりと1つずつ。

3)まずは3回チャレンジしてみる

どんな習慣を身に着けるにせよ「やってみないとわからない。」そして繰り返しやるのだから、「失敗しても大ごとではない。」気を張りすぎず、まずは気楽にやってみる。それで習慣になるかどうかの見極めをはつく。習慣にならなくても、なにか得るものはある。

習慣化からの退路を狭くする

ヒトというのは基本的に、モノを手放すことにが苦手であることと、他者とのつながりを大事にするという2つの特性があります。それらの特性を活かして、自分自身の感情的に止めにくい状態にもっていくのが有益。

1)記録を取る

習慣によって何かしら成果物は生まれる。ノートでも電子媒体でも記録として残していく。一つの箇所にまとめて置き、少しづつ増えていくのがわかるようにする。習慣を止めることで、捨てるものが多くなるのであれば、習慣は止めにくくい状態になってくる。

2)他人に宣言する

他人とのつながりを大事にする特性を活かして、退路に壁を設ける。
自分がどんな人になると宣言をするなど、ある種の自己プロデュースをする。TwitterSNSのプロフィール欄に、自分は〇〇好きな人、〇〇を目指している人と宣言するのも、有益だと思う。

3)グループでやる

勉強会や、コミュニティに参加するなどで、自分よりできる人から学ぶことはもちろん、人に教えることで新たな学びがある。
ただし一つの集まりに集中してしまうと、余計なしがらみが生まれることもあるので、縛りにならない集まりをよく選ぶ、あるいは複数グループに参加していくことがよいかもしれない。


まとめ

昔はすごく難しかったことが、時間が経つと、慣れてくると、いとも簡単にできているようになっていることがあります。
むしろ、元から自分がそうであったかのように感じます。

習慣化するまで、何度失敗しても大したことのないこと。
大事なのは積み重ねであり、焦らず、じっくりやっていけば、大抵のことでやってできないことはないのかなぁと思います。